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近ごろの手習い:ボイトレ

 Akiko Kubo

月2回、ボイストレーニングに通い始めて1年ちょっと経ちます。

仕事帰りに、たいてい20時から1時間。ストレッチと発声練習の後に、その時々の課題曲を練習します。今はキャッツのメモリー。その前は、レ・ミゼラブルの民衆の歌でした。

始めたきっかけは、もっと張りのある声を出せるようになりたい!と思ったから。ふだん大きな声を出す機会がないのですが、いざ人前で話す時に、大きめの声出せてないなぁと思ったんです。もともと声が小さいほうで、大きい声ってどの程度出せばいいのか、わからなくて。自分の声の範囲を把握できていたら、時に応じて調節して声が出せるかも?と思っていました。

それに、私は20代後半ぐらいから、意識的に声を低めに出すようにしてたんです。理由は、信頼感のある落ち着いた女性に見られたいとか、バカにされたくないとか、そういう気持ちから。って書くとなんだか恥ずかしいですけど。。

でも40すぎて、そういえば声って、自然にどんどん低くなるんだよなぁ。と気づいたんですよね。意識して低くしてたから、ますます低くなっちゃうとか?わたし、高い声が出せなくなっちゃうんじゃない?なんて思ったり。

そんな危機感もあって、ボーカルスクールを探しました。もともと、カラオケは興味ないけど歌うのは好きで、習えたらいいなと思っていたのもありまして。マンツーマンなので、私の習い事にしては高いですが、ちゃんと歌えばそれなりに運動になるし、ジムの代わりと思って通ってます。

レッスンを始めてみると、自分がいかに体を使っていないかを思い知らされました。先生のおっしゃることが、頭ではわかる気がするのですけど、やろうとすると全然できないんですよね。。まずもって、腹式呼吸で歌うのさえできない。腹式呼吸「だけ」だったらできるのですけど、歌が合わさると途端にできない。もっと柔らかく、自分の体を楽器みたいに響かせて歌えたらいいのですが、まだまだ道のりは遠いです。

とはいえ、はじめて1年ほど経って、

レッスン中は、前より声が出るようになったかな?とか

すこしは腹式呼吸で歌えるようになったかな?とか 

わずかな変化を感じています。日常生活での変化の実感は、まだまだかな。。。声の張り方が、まだよくわからないです。もちろんレッスン中の歌声は、わたしとはいえ普段より大きいですが、会話でそのままの声量を使う機会は、まったく無いですからね。。。普段も声量を調節して、大きめの声を出せるようになりたいです!つい先日飲みに行った時も、お店がとってもにぎやかで私の声が通らず、何度か言い直したもので(汗)。

そんなわけで、まだまだ道半ばですが、40すぎて自分の未知の部分を認識して、「こんなにできないことがある!」、逆に「できるようになった!」と実感するのも、なかなか良い体験だと思っています。

通っているのはここです アミーズボーカルスクール